大きく崩れることはない【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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買戻しが入って大幅高

先週の日経平均は前週末比約718円高と週足で陽線となった。
衆議院選挙で事前に警戒されていた「単独で自民党過半数割れ」を回避したため買戻しが入って大幅高となった。

岸田総理は期待外れ

立憲民主党は議席を大幅に減らし、なんやかんや言っても今の日本は自民党に対抗できる政党は無いということだ。
ただ、自民党の中でも長老と言われる人や疑惑の渦中の人などは落選しておりそれなりに新陳代謝は行われたようだ。
岸田総理の手腕は未知数であるが週末には「18歳以下に10万円を給付」などが出てくるところを見ると安倍元総理の路線を踏襲するようで目新しさに欠け期待外れ感が否めない。

国民所得がかさ上げできる政策

選ばれた自民党ではなく消去法で選ばれた自民党であることをもう少し自覚し、バラマキではなく国民の所得が全体にかさ上げできる政策を出してもらいたいものだ。
先進国の中で30年前に比べて労働者平均所得額が増加していないのは日本だけである。国全体がじり貧になっていることを認識し再び日本が経済大国として復活できるような政策を出してもらいたいものだ。
相場はFOMCの結果を受け米国はテーパリングは行うが利上げは当面は見送られるとの認識で米国市場が上昇、それを受けて日本株もつれ高している。

個別物色が中心の週

だが、2万9800円まで戻しても3万円台手前で失速し一気に3万円台回復とはなっていない。
米国株はテスラ株のように超大型株が11日間で時価総額が1.5倍になるなどバブルの様相を示しており危険シグナルがでているが「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の状況でこの展開は暫く続きそうである。
米国が崩れなければ日本株も大きく崩れることはなく調整を入れもって3万円台回復をしてくると思われる。
今週は調整があっても一目均衡表の雲の上限に沿った動きで下がっても29日の窓埋め(2万9000円65銭)が機能すると思われる。ただ、上にも材料不足で3万円処が上値になろう。
今週は決算発表のピーク週で個別物色が中心の週となろう。今週のレンジは2万9000円から3万円を予想する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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