来年のテーマ探し【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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値嵩半導体株売られ指数押し下げ

29日の東京株式市場は反落しました。28日の米国市場はマチマチの展開でNYダウは5日続伸で史上最高値に接近。前日に史上最高値を更新したS&P500は利食い売りにより5日振りに反落。ナスダックも半導体関連銘柄が売られ5日振りに反落でした。半導体SOX指数が1.17%安だったため、東京市場は東京エレクトロンやアドバンテストなど値嵩半導体株が売られているため指数を押し下げました。

雲抜けすれば強くなる

日経平均は前日の上昇で75日線を回復しましたが、再度割り込んでいます。一目均衡表では現在雲の下限に位置しています。雲自体は薄く、下限が2万9044円、上限が2万9358円なので、ここで雲抜けすれば強くなります。

EVとエネルギー関連買われる

昨日より受け渡しベースで新年相場入りとなるため、この2日間は来年のテーマ株探しとなりそうです。新高値銘柄を見ると、田中化研や日本製鋼所、デンソーなどのEV関連銘柄と丸紅、住友商事などのエネルギー関連が買われておりましたので、有望かもしれません。

ナスダックがS&Pのリターン下回る

また、NY主要指数をみるとS&P500指数は3700ポイントから4800ポイント手前まで29.7%上昇に対し、ナスダックは12700ポイントから15800ポイントまで24.4%にとどまりました。ナスダックがS&P500のリターンを下回るのは2016年以来の現象です。

景気敏感株に資金シフト?

来年はGAFAM銘柄よりも景気敏感株に資金シフトが起こるかもしれません。半導体不足でテック企業が買われてきましたが、サプライチェーンが正常化すれば利食いが持ち込まれることでしょう。注意深く見ていきましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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