越年視野に強い銘柄を狙う【正直じいさんの株で大判小判】

ポジション調整売りに反落

２９日の東京市場は反落しました。日経平均は１６２円安です。前日の米株市場でダウが上昇した一方、ナスダックが安く、半導体関連を中心に利益確定売りが優勢でした。朝安のあと一旦下げ渋り小幅に上げに転じる場面がありましたが、年末を控えたポジション調整売りが上値を抑え、先物主導で一時３４０円近くに下落しています。上海、香港の中国株安も重しとして意識されました。

上値重いが下値も堅い

実質新年相場入りとなるきょうは節税対策売り一巡で、堅調な展開を期待していましたが、逆に手じまい売りに押される冴えない動きです。ただ、下値を売り込む動きはなく、後場は下げ渋り大引けにかけ下げは幅を縮めており、東証１部の騰落銘柄数は値上がり１５８７に対して値下がりは５４０と値上りが大きく上回りました。あすも上値は重そうですが下値も堅いと見ています。

推奨銘柄は軟調も上昇基調維持

推奨銘柄もレーザーテック<6920>、芝浦メカ<6590>や湖北工<6524>も反落するなど軟調でしたが、いずれも上昇基調を維持しており、きょうは売り買いとも手控え様子を見ました。基本的に年内に手持ちの損益を確定する方針ですが、今年の年末年始の休日は短く、越年を視野に持ち高調整売り一巡から出直ってくる強い銘柄を狙ってみたいと思います。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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