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大きく水準切り下げるも週末は急反発
前週の東京市場はウクライナを巡る地政学リスクが強まり、大きく水準を切り下げました。プーチン大統領が親ロシア派が実効支配するウクライナ東部地域の独立を承認し、ロシア軍がウクライナへ侵攻を開始しことで、日経平均は24日までの5日間で約1500円下落、1月27日に付けた昨年来安値を割り込み、2万5700円台まで突っ込んでいます。ただ、NYダウが800ドルを超える大幅安のあと急速に戻しプラスで引けるアク抜けを意識させる動きになったことで、週末は500円超高と買戻しに急反発に転じました。
当面の底入れは週明けの動き確認
もっとも、2万6000円近辺に走る24カ月線が下値サポート機能を果たしたかたちですが、5日線を回復するには至っておらず、当面の底が入ったかは週明けの動きを確認する必要があるでしょう。ウクライナ情勢はエネルギーや資源価格への上昇圧力を通じて米金融政策に影響を及ぼすだけに依然として注意は怠れず、個別に強い銘柄でリバウンドを狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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