グロースの反応見極め【正直じいさんの株で大判小判】

続落も下げ渋る

２５日の東京市場は続落しました。日経平均は７０円安です。前日の米国株市場では写真・動画アプリのスナップの下方修正を受けてハイテク株の下落が目立ち、買い手控えムードが広がりました。ただ、朝安のあとは押し目買いや買戻しに下げ渋り、後場に入ると一時小幅ながら上げに転じています。時間外の米株価指数先物高や中国株高が支えになりました。

グロースへの売り圧力強い

一方、中小型グロース株への売り圧力は強く、グロースＣｏｒｅの下落率は４．１％、マザーズ指数も２．５％を超え、きょうの安値圏で引けています。米１０年債利回りは２．７％台へ大きく低下していますが、本格的なグロース見直しにはつながらず、むしろ値崩れする銘柄が散見されました。まずは今晩公表の５月開催のＦＯＭＣ議事録とエヌビディアの決算を受けたグロースの反応を見極めたい考えです。

メルカリが連日の安値

推奨銘柄はリバウンド基調を維持しているものの動きは鈍く、メルカリ<4385>が連日で年初来安値を更新しました。グロース売りの流れが止むまでは慎重に対処せざるを得ず、きょうはインソース<6200>、湖北工<6524>、フルヤ金<7826>への買いにとどめています。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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