買い戻しにより上値追う
昨日の東京株式市場は反発しました。米国市場は続落しましたが、前日の東京時間で時間外取引の米株価指数先物が下落していたことで織り込み済みだったということでしょう。シカゴの日経225先物が大証比125円高の2万8035円で帰ってきたことで、寄り付きはシカゴにサヤ寄せする形でスタートし、その後は前日の東証空売り比率が49.5%と高水準だったことから買い戻しにより上値を追いかけた格好です。日経平均は2万8233円高値までありました。
問題は5日線回復できるかどうか
問題はこの上の水準で2万8265円に走る25日線を回復できるのかどうか。5日線と25日線とのデッドクロスが近づいていることから、25日線回復が短期調整局面終了のサインとなり得るために必要です。一目均衡表でも29日の急落で転換線や基準線を割り込んでしまいました。本日は2万6950円近辺で雲が捻じれ、以降、雲が上昇転換していきます。更に週足では雲上限が下値支持線として機能しており、ここで踏みとどまって25日線回復が必要な時間帯です。
日揮や三菱重工の初動と同じ動き
昨日は原発関連に注目と致しました。日揮や三菱重工が上値追いしテーマとして認識されているようです。出遅れのIHI<7013>が日揮や三菱重工の初動と同じ動きとなっています。6月9日高値の4305円以降は調整局面を継続してきましたが、先週24日に6月高値以降初めて25日線を回復してきたことで調整完了と思われます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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