日経平均の上下のポイント【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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欧州景気懸念から株式や通貨売られる

5日のNY市場はレイバーデーで休場。欧州はロシアのノードストリームを通じたガス供給の停止延長により、オランダで取引されている天然ガスの先物が一時40%近く急騰。ロシアのぺスコフ大統領報道官は欧米の制裁解除までガス供給停止が続く可能性を示唆しました。そのためエネルギー不足による欧州景気の先行き懸念から株式や通貨が売られました。ユーロ・ドルは20年ぶりの安値を更新。エネルギーをロシアに頼っていたドイツの株価指数DAXは2.2%の急落となりました。

英国の経済運営を注視

そんな中、英国ではジョンソン首相の後任にリズ・トラス氏が決定。トラス氏は対ロシア強硬姿勢を継続するものと思われますが、「減税と経済成長のための大胆な計画を実現する」としており、7月の消費者物価が前年比10.1%上昇し、1982年以来40年ぶりの水準にある中、減税をすれば更にインフレ加速することは目に見えており、今後の経済運営は注視せねばならないでしょう。

今のところ200日線が下値サポート

さて、日経平均は今のところ200日線(27478)が下値サポート機能を発揮しています。昨日は一時5日線を上回る場面がありましたが、ここを明確に回復して5日線の上昇転換が待たれるところ。2万8255円に25日線が位置しており、目先的にはこの近辺が上値が重たい位置として意識されると思われます。逆に200日線を割り込む場合は下げが加速し、まずは2万7043円~2万7295円に残した窓埋めへと向かいましょう。この位置は6月20日安値と7月1日安値を結んだ延長線上のサポートラインが走っています。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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