対等日柄到来【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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小動き推移の一日

昨日の東京株式市場は小動き推移の一日でした。日経平均は26円高の2万7990円、TOPIXは7.3ポイント高の1964.22で取引を終了。出来高概算12億1130万株、売買代金は3兆1700億円でした。プライム市場の値上がり銘柄は1091、値下がり銘柄は678でした。

米国市場終盤にかけ利食い

14日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事がタカ派発言し、金利上昇を警戒し売りが先行しましたが、その後、ブレイナード副議長が、利上げ減速が間もなく適切となるとの見通しを示したことから上昇に転じる場面も見られました。しかし、直近の上昇ピッチが速かったことから終盤にかけて利食いが広がりました。

NYダウV字回復も戻り売り出やすい

NYダウは8月16日の3万4281ドルから10月13日に2万8660ドルまで下落し、その下落幅をほぼ取り戻すV字回復となっていることから戻り売りが出やすい位置です。10月安値から日柄変化日に相当する23日経過日に上髭陰線となり警戒せねばならない位置です。一方で、1月高値と4月高値を結んだ下降トレンドラインを上回ってきました。ここでもし押しが入ったとした場合の下値は200日線の走る3万2540ドル近辺ではないかと思われます。

レーザーテックはショートカバー続く

東京株式市場では相変わらず一部の銘柄にショートカバーが続いています。中でもレーザーテック<6920>は10月3日安値の1万4320円から1カ月半で株価が倍増となりました。本年1月4日の大発会高値である3万6090円から1万4320円までの下落幅の61.8%戻しである2万7770円を突破してきましたが、信用売り残が増加したのは10月21日週からであり、売り方のコストは2万円前後であると思われます。

ショートカバー終わると牽引役はどこへ?

逆日歩攻勢で踏み上げ相場となっていることが上昇要因であることは間違いないと考えますが、25日線との上方乖離が40%に接近しており、ソロソロ買い戻し一巡となってもよい頃合いです。こうしたショートカバーが終わると、相場全体の牽引役がどこへ向かうのか。

流れ変化するか意深く見ていく

足元の相場には物色テーマらしいものがなく、そこへ日柄変化日が到来します。本年6月17日高値から10月3日安値までが日柄32日であり、その10月安値からの対等日柄が明日17日となりますので、今週半ばからは上げ一服となる可能性がありますので、流れが変化するのかどうか注意深く見ていく必要がありそうです。

日々勇太朗

 

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