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大幅反発も円高重石で上げ幅縮める
1日の東京市場は大幅に反発しました。日経平均は257円高です。パウエルFRB議長が講演で12月のFOMCで利上げ幅縮小の可能性に言及したことで、米国株市場で主要指数が大幅に上昇した流れを引き継ぎ、主力株を中心に買いが優勢でした。ただ、ドル円が136円台半ばまで急速に円高が進んだことが重しになり、朝方に450円超上昇したあとは上げ幅を縮め、きょうの安値で引けています。
値下がり銘柄が大きく上回る
米ハイテク株高を受け半導体関連を中心にした値嵩株や主力株への買いが相場を押し上げました。ただ、指数主体の買戻し動きで米長期金利低下と円高を受けて金融株や自動車など輸出株の一角が安く、プライム市場の騰落銘柄数は値上がり620に対して値下がり1150と値下がりが大きく上回っています。利益確定売りに押される中小型株も目立ちました。
日経平均はスピード調整完了
それでも日経平均は25日線を下値に切り返し5日線を回復しており、スピード調整が完了したかたちになりました。米長期金利低下に伴う急激な円高には注意が必要ですが、当面はグロース優位の展開が続きそうです。きょうは利益確定売りに押される小型グロース株が多く、マイクロアド<9553>やAバランス<3856>、などをいったん利益確定しました。一方で調整一巡から出直ってきたFIXER<5129>やアトラス<9563>などに買いを入れています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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