4月相場を振り返って【転ばぬ先のテクニカル】

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月足陽線で4カ月続伸

4月相場が終わりました。日経平均の月足は陽線形成で4カ月連続続伸となりました。月初に急落する場面がありましたが、200日移動平均線が下値支持線として機能を発揮。その後はジリジリと上昇し年初来高値を更新しました。

海外投資家が国内勢の売り吸収

月半ばに米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が来日し、日本株への追加投資を検討する意向を明らかにすると、海外投資家が追随しました。4月10日から14日の週に現物先物合計で1兆5872億円買い越した海外勢は、その翌週の4月17日から21日週も1兆200億円買い越しました。このところ国内勢は個人投資家、証券会社の自己売買部門、事業法人は2週連続の売り越し、投資信託は3週連続の売り越し、都銀地銀等、信託銀行は4週連続売り越しといった具合で、海外投資家が国内勢の売りを吸収していることが分かります。

連休中の海外イベント

さて、日本は大型連休に入ります。5月3日以降のイベントは以下の通りです。
5月3日(水)日本:休場(憲法記念日)
米国:4月のADP雇用報告
米国:4月のISM非製造業景況感指数
米国:連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表
5月4日(木)日本:休場(みどりの日)
中国:4月の財新非製造業PMI
欧州:中銀(ECB)理事会の結果公表
米国:4月のチャレンジャー人員削減数
米国:1~3月の労働生産性指数
5月5日(金)日本:休場(こどもの日)
米国:4月の雇用統計

FOMC重要で海外市場乱高下の可能性

月初めは決まって重要な経済指標が発表されます。特に日本がお休みの3日のFOMCは重要であり、海外市場は乱高下の可能性があります。米国では「5月に株を売れ」という諺があります。NYダウは年始から3万4000ドル台前半が重い壁となっており、1月13日の3万4342ドルを抜けない場合は下押してくる可能性が高まりましょう。

PBR1倍以下銘柄買いと高PER銘柄売り

東京市場も4カ月連続上昇してきていることから押し目形成月となる可能性が高いと思われます。基本的にPBR1倍以下銘柄の買いと高PER銘柄の売りという目線で見ていくところでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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