半導体関連買われ反発
25日午前の東京市場は反発しました。日経平均は118円高です。債務上限問題を巡る交渉が進展せず、前日の米国株が全面安になった流れを引き継ぎ売りが先行しました。ただ、安寄り後はすぐに上昇に転じ上げ幅を3ケタに広げています。画像処理半導体大手のエヌビディアが好決算発表を受け、時間外で急騰したことで、アドバンテストや東京エレクトロンなどの値がさ半導体関連銘柄が買われ指数を押し上げました。
利益確定売り出ても売りは仕掛けづらい
アドバンテストが1銘柄で日経平均を約150円押し上げており、この影響を除けばマイナスで、利益確定の動きが強まった前日までの流れからもスピード調整局面にあると考えられますが、やはり下値では買いが入り、深押しはなさそうな気配です。プライム市場の騰落銘柄数は値上がり726に対して値下がり1010と値下がりが上回りましたが、主力銘柄が買い戻しを巻き込んで値値を飛ばしたことで、利益確定売りは出ても売りは仕掛けづらい状況になりました。
カプコンを利益確定
ただ、きょうは主力半導体関連を中心に周辺銘柄に買いが広がりましたが、出遅れの中小型株には動きがありませんでした。前場はカプコン<9697>を利益確定して、FIXER<5129>へナンピン、後場はアイスペース<9348>への打診買いにとどめています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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