7週続伸も個別は弱い銘柄目立つ
先週の東京株式市場は日経平均が7週続伸となりました。ただし、週のうち4日間、プライム市場の値下がり銘柄数が1,000を超えました。指数中心の動きであり、個別は弱い銘柄が目立った一週間でした。
買戻し入るも寄り付き値超えられず
週足ローソク足は170円安で234円の下髭を引きました。いわゆる「トンボ」と言われる足に近い型です。週足のローソク足は月曜日の終値を寄り付きとし、金曜日の終値を引け値とします。5月22日の大引けの3万1086円が寄り付きで、大引けベースでは24日の3万682円が安値。そして週末26日の大引け値が3万916円寄り付きから売られ、その後、買戻しが入ったものの、寄り付き値を超えることが出来なかった。
買いの勢力弱まり相場の転換点
つまり買いの勢力が弱まっていると捉える訳です。高値圏での「トンボ」は相場の転換点と捉えられており、警戒せねばなりません。
海外投資家買い続くか判断難しい
海外投資家は8週連続で現物株を買い越しました。この間、現物株を4兆1701億円買い越しており、2月4週目から3月4週目まで5週連続売り越した2兆4835億円の1.7倍程度の規模となりました。まだまだ余裕があるのか、ボチボチ買いが一巡するのか判断が難しい局面です。
押し目形成から個別物色へ
筆者は指数の上昇はソロソロ止まり、今後は押し目形成から個別物色へ移行するのではないかと考えております。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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