違和感のランチタイム急騰【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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225先物が11時半過ぎから突然上値追い

昨日の東京株式市場は5日ぶりに大幅反発となりました。前日に25日線に接近する押し目から切り返し、昨日は5日線を回復。定石通りの展開とは言え、少々違和感があります。というのも、前場段階では5日線を挟んでの攻防で、均衡が破れたのはランチタイムも取引されている日経225先物が、現物の前場取引が終了した11時半過ぎから突然上値追いとなったからです。

何らかの仕掛け入ったか

特に目を引くようなニュースもなく、ドル円は144円を挟んでの小動き。アジア市場に目を向けても韓国、上海、香港は安い状況。最近はランチタイムに先物が大きく動くことは珍しく、この時間帯に急騰したのは何らかの仕掛けが入ったものと思わざるを得ません。

本日2本目の陽線立てるようなら確信

27日のNY市場ではNYダウ前日に25日線タッチから引き戻し日足ローソク足で十字足形成となり、目先的な底入れサイン点灯から上昇して5日線を回復。昨日の日経平均はNYダウと非常に似た形のチャート形状を描いたことで違和感はありませんが、月末30日にGPIFのリバランスの売りが控えている事情から考えると値幅が出過ぎた印象は否めません。調整一巡に半信半疑の中で、本日2本目の陽線を立てるようなら確信が深まりますので注目です。

富士電機は次世代半導体に期待

個別では(6504)富士電機の押し目を丹念に拾っておきたいと思います。同社は炭化ケイ素を使った次世代半導体に注力しています。既存のシリコン製よりも高い電圧に耐え、電力損失を大幅に抑えるため、EVの航続距離の延長や電池の小型化にも繋がり、省エネ性能も高いものです。同社は2024年にこの次世代半導体の生産能力を20年実績の10倍に引き上げる計画であり期待大です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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