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130円下限に安定配当
大和ハウス工業(1925)は6月29日、大阪市北区梅田のザ・リッツ・カールトン大阪で第84期定時株主総会を開催した。前田忠利常勤監査役から適正である旨の監査報告の後、事業活動を映像で紹介。議長を務める芳井敬一社長が「収益モデルの進化」「経営効率の向上」「経営基盤の強化」の3つの経営方針のもと重点施策に継続して取り組むとともに、株主還元は「年間130円を下限として安定配当を実施する」意向を表明した。
事前に質問があった大和リゾート売却については「経営体質改善にはホテル経営のノウハウが必要」と説明。会場での質問・意見に対してはグループの連携を強めて賃貸住宅オーナーの収益を改善するとともに集合住宅事業を強化、リスク管理を徹底してコンプライアンスと収益拡大を両立するほか、自社株買いと株式報酬比率は中長期視野で引上げを検討する考えを示した。男性の育児休業、女性役員比率拡大には目標数値を掲げて取り組みを強めていることを報告。
最後に剰余金の配当、取締役13名選任、監査役1名選任、取締役賞与支給の4つの議案を賛成多数で承認、可決された。
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