当面は戻り売り相場か【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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反発も重さ実感

昨日の東京株式市場は反発しましたが、上値の重さを実感した投資家が多いのではないでしょうか。寄り付きは3連休中に続伸したNY市場に歩調を合わせ買い物勝ちでスタートしました。日経平均は66円高で寄り付くと上値追いとなり、一時、323円高の3万2714円高値までありました。しかし、先週末のザラ場高値(3万2780円)を超えることなく戻り売りに押されることに。後場に入ると一転、53円安の3万2338円まで売られるものの、その後は引き戻して大引けを迎えました。

焦点は25日線をブレイクできるか

日足ローソク足はほぼ十字足形成ではありますが、5日線を回復して3営業日となりました。5日線自体が右肩上がりに転じたことは好感されるところです。ただ、当面は上値は重く、焦点は3万3000円手前に位置する25日線をブレイクできるのかどうか。25日線は昨日から小幅に下向きに転じてきました。ここを超えられないと三段下げへ向かう可能性が高まり値幅調整ということになります。

やはり日銀会合が重要

一方で、ドル円は取り敢えず下値サポートラインとした6カ月及び12カ月線近辺で反発。138円台固めで落ち着くならば、今月末から来月にかけてゴールデンクロスが示現します。ただ、ドルインデックスは100円割れとなっており、実際、足元ではドルが売られてきています。昨年9月下旬以降はドルは売られる展開であり、年始以降はドル円だけがドル高傾向であった訳です。これは日本だけがゼロ金利政策を継続してきたからであり、やはり来週の日銀会合が今年後半の相場を占う上で重要だということになります。

花王は一旦撤収

ところで、先日、花王<4452>をご紹介しましたが、このところインバウンド関連銘柄が弱く、花王の株価も25日線を割り込んでしまいました。これは大失敗です。申し訳ありませんが、一旦撤収して次のタイミングを計りたいと思います。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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