クオルテックが7月28日に東証グロース市場に新規上場

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3つの柱で事業を展開

クオルテック(9165)が7月28日に東証グロース市場に新規上場する。
信頼性評価事業、微細加工事業、その他事業の3つの柱で事業を展開。信頼性評価事業は自動車メーカーやエレクトロニクスメーカーの半導体や電子部品解析・評価、微細加工はレーザー加工機による微細技術を駆使し、数十ミクロンのパッケージ基盤の加工やサブミクロンのLSIに対応、その他事業は遺伝子検査やメッキによる表面処理を手がけている。

独立系の検査会社として業界初の上場

信頼性評価事業のメイン顧客は自動車メーカー向け。自動車に搭載されるパワー半導体などは耐熱・耐水など様々な厳しい環境でも安定した動作が求めれるなかで、製品の故障解析にとどまらず問題解決を含めてワンストップでサービスを提供、1993年1月の創業以来、積み重ねた技術により、大手メーカー系に劣らない信頼性を得て、今回、独立系の検査会社として業界初の上場となる。

EV普及で検査ニーズ高まる

 

山口 友宏社長

近年、検査不正などの不祥事により日本のもの作りへの信頼性が薄れつつある。山口 友宏社長は「今回の上場により独立系検査会社としての知名度と信頼性を高めて、優秀な技術者の増員を図り日本の製造業の巻き返しをサポートしたい」と意欲を見せる。今後、電気自動車(EV)が普及するなかで車載部品の評価試験のニーズは確実に高まることから今回の上場を契機に中長期的な成長が期待されよう。

【上場要綱】

本社=大阪府堺市堺区三宝町4丁230番地
代表取締役社長=山口 友宏
公開株数合計=120万5000株
公募株式数=25万株
売出株数=95万5000株
売買単位=100株
公募価格=2540円

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