日米で異なるブラックアウトルール【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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事前報道に幾分か振り回された

多くの投資家が注目していた中銀ウィークが通過した。米国のFOMCに関しては事前予想通り無風の通過だったが、日銀金融政策決定会合についてはイールドカーブコントロール(YCC)が修正され、28日の後場から一時的下げ幅を拡大させたが、昨年末の黒田前総裁が行ったYCC変動幅拡大ほどのサプライズはなく、今回は早々に落ち着きを取り戻したが、それでも振り返れば事前報道に幾分か振り回された印象は否めない。

米国はルールが厳しい

今回の事前報道で改めて感じたのはブラックアウトのルールが日米で異なること。米国のFRBの関係者が金融政策に関して踏み込んだ発言をしてはならない期間はFOMCが開催される前々週の土曜日からFOMC終了時までとなっているが、日銀の場合は、金融政策決定会合開始の2営業日前から会合終了当日の総裁記者会見終了時刻までの期間に過ぎない。ただ、日銀会合結果発表前日の深夜や会合週直前の週末に関係者の話としての報道が出たりするから米国ほどブラックアウトルールが厳しくないのかなと思ったりする。

全くのノーガードだった昨年末とは違ったが・・・

今回はこれら報道よりもややタカ派的な結果だったが、事前報道で身構えることができたことはポジティブに捉えたい。全くのノーガードだった昨年末とはそこが違うところだ。
ただ、改めて思うことはFOMC並みにブラックアウトのルールを厳しくしても良いのではないかということ。ルールを米国並みに厳しくしたうえで、常日頃の情報発信を行うことが、発表当日の波乱を抑えることに繋がると思う。

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