米主要3指数、下放れ二本黒【転ばぬ先のテクニカル】

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先物買い戻され株価反発

週明け25日の東京株式市場は日経平均が5日ぶりに反発しました。75日線、25日線を回復し、三空目を埋めました。ただ、物色内容は先週とは真逆で、売られていた半導体株が反発する一方、買われていた銀行株や海運株に利食いが持ち込まれています。バリュー株からグロース株にセクターローテーションが行われているため、売られていた先物が買い戻されて株価は反発したということでしょう。5日線を回復し、崩れかけたチャート修復となるのかどうか。

米国市場は今週持ちこたえられるか

先週末の米国市場は主要3指数が4日続落。3指数ともに21日に窓を空けての下放れとなり、22日も陰線を連ねました。「下放れ二本黒」という暴落予兆の足であり、今週、持ちこたえられるのか注目となります。

米自動車労組ストライキは物流に支障も

この週末にはストライキ中の全米自動車労組(UAW)と米3大自動車メーカー(ビッグスリー)の契約交渉について、フォード・モーターとの間では進展が見られるようですが、GMと欧州ステランティスに対してはストライキは規模を拡大すると伝わっており、物流に支障をきたすかもしれません。

米政府機関が一部閉鎖リスクくすぶる

また、9月30日の現行予算期限が迫る中、つなぎ予算可決に向けて下院共和党指導部は党内の保守強硬派に働きかけを強めていますが足並みがそろっておらず、政府機関が一部閉鎖に陥るリスクがくすぶり続けています。毎度おなじみのギリギリの攻防が繰り返されておりますが、どういった結果となるのか市場は見守ることになります。

日経平均採用銘柄定期入れ替えが手控え要因

今週は9月中間決算前の週ということで、27日(水)が配当などの権利付き最終売買日を迎えますが、月末には日経平均採用銘柄の定期入れ替えが行われことが手控え要因です。というのも、今回、除外される銘柄(日本板硝子、三井E&S、松井証券)に対し、組み入れ銘柄(メルカリ、レーザーテック、ニトリヒールディングス)は値嵩株で価格が大きいことから、除外銘柄以外にも他の採用銘柄を幅広く売ってくる可能性があるためです。

配当権利取りか落ち後の安いところ拾うか

このような状況のため、配当権利取りに向かうべきなのか、配当落ち後の安いところを拾うべきなのか、意見が分かれるところです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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