米長期金睨みで好決算銘柄の買い場探り【正直じいさんの株で大判小判】

買戻し加速し大幅続伸

１日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は７４２円高です。日銀金融政策決定会合を通過してアク抜け感が意識されるなか、米国株市場で主要株価指数が上昇した流れを受け、リスクオフの巻き返しで買戻しの動きが加速しました。１５１円台後半まで円安が進行したことが輸出株への追い風で、上方修正を発表したトヨタが買いを集めたことも買い安心感を誘い、ギャップアップしたあともじり高歩調をたどり、きょうの高値で引けています。

買いはレーザーテクにとどめる

一方、決算への反応は内容で明暗を分けましたが、前日までのような出尽くし感から売られるケースは減りました。ただ、マザーズ指数が朝高のあと下げに転じるなど新興グロースが弱く、きょうはＩＧポート<3791>、日立<6501>の利益とテセック<6337>、ソシオネクスト<6526>の損失を相殺して銘柄を整理し、買いはレーザーテク<6920>のみにとどめています。今晩結果が公表されるＦＯＭＣは金利据え置きが濃厚と見られていますが、週末３日には米１０月雇用統計の発表を控えており、引続き高利止まりしている米長期金睨みで、売られた銘柄を含め好決算銘柄をチェックして買い場を探る考えです。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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