33日サイクルトップか?【転ばぬ先のテクニカル】

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輸出株主導で大幅続伸

本日の東京株式市場は大幅続伸となりました。明朝に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、米国市場では、今回は利上げを見送るとの見方が大勢で、値ごろ感の買いや月末の買戻しで主要3指数は続伸しました。東京市場は米国市場の続伸に加え、ドル円相場が151円台へと円安進行したことで、輸出株などが主導する形で全面高となりました。

日銀は円安食い止めたい意図だが…

それにしてもマーケットは日銀の意図をはき違えているようです。昨日の日銀会合結果は円安を食い止めたいといった意図があったはずです。日本の長期金利が0.960%まで上昇してきており、2013年5月以来の水準に上昇。であれば、円高要因ということになります。しかしながらマーケットは昨日、財務省から発表された9月28日~10月27日の間、為替介入がゼロだったといった公表に反応しました。植田総裁としては、もう少し踏み込んだ会見をしておけば良かったと思っているかもしれません。

急騰は売り方の買戻しによるもの

さて、日経平均は25日線を回復してきました。ただし、本日の急騰は売り方の買戻しによるものが大きいと思います。東証が毎日発表している空売り比率はこのところ高水準でした。そのため、買戻しが一巡すると動きが止まる一過性の上げではないかと思います。現在、3万2000円近辺に13週及び26週移動平均線が走っています。ここを抜いた場合は上昇トレンドが明確になりますが、そうでない場合は戻り売りの急所となります。

33日サイクルからは最悪の動き

日経平均の33日サイクルから考えれば、今日の急騰は最悪の動きと言えそうです。9月15日の3万3634円高値からは本日で32日目。サイクルトップとなれば、10月4日安値からの次の33日サイクルとなる11月21日前後まで苦しい相場展開となるかもしれません。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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