年末に向け個別物色へ【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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米利上げ局面終了との見方強まり続伸

先週の東京株式市場は続伸しました。今月3日に発表された米10月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数の伸びが想定よりも鈍化し、平均時給の伸びも前月から鈍化。雇用統計が労働需給と賃金インフレの緩和を示唆したことに加え、10月のISM非製造業景況感指数が5カ月ぶりの低水準となったことで利上げ局面が終了したとの見方が強まり米長期金利が低下しました。

日経平均は50日線を一気にブレイク

10月30日から11月3日のNYダウは5連騰で1644ドル高となりました。3連休明けの東京株式市場はNY市場の連騰を好感し買い先行スタート。日経平均は50日線を一気にブレイクし、3万2766円高値までありました。

先週の上昇でチャート修復

三空形成した相場は7日、8日と押し目を形成しましたが、三空目を埋める下落では50日線が下値サポート機能を発揮しました。週足ローソク足は下髭陰線形成となりましたが、13週、26週線上を回復しました。先々週は13週線が26週線にデッドクロスしたことで、先行きに暗雲が漂いましたが、先週の上昇でチャートが修復されたことは良い傾向です。

日経平均EPS上昇しPER低下

今週火曜日で決算発表もほぼ一巡します。11月9日段階で日経平均のEPSは2211円まで上昇し、PERは14.7倍に低下しました。決算イベントを通過して、今週半ばからは個別物色中心の動きになりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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