節税対策売りが上値を押さえる【転ばぬ先のテクニカル】

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3日続伸もNY市場に遅れ取る

本日の東京株式市場は日経平均が3日続伸、TOPIXは反発しました。NY市場では主要3指数が連日で年初来高値を更新していますが、それに引き換え東京市場はかなり遅れを取っており残念な展開となっています。

政治不安による様子見

要因は様々でしょうが、「政治不安」による様子見が一番の原因かと思います。自民党安倍派(清和政策研究会)の資金環流疑惑による政治不信。岸田文雄首相は明日にも4閣僚を更迭する見通しだと伝わっておりますが、本日は荻生田政調会長は辞任の意向を表明したことで、今月下旬に決定予定の来年度予算編成に支障をきたす可能性が出てきました。NYがクリスマスラリーを展開している時だけに残念でなりません。

節税売りが今年は多い

ただ、12月のこの時期は節税対策の売りが持ち込まれる時期でもあり、例年12月は小動きになることが多い月です。今年は日経平均が年初の2万5000円から足元3万3000円まで上昇しており、日経平均採用銘柄中心に運用していれば、大きな利益が出ているはずです。そのため、含み損を抱えている銘柄を売却して税金を取り戻す節税売りが今年は多いと思われます。

利下げ回数予想より少なければ急変も

さて、明朝に米FOMCの結果とパウエル議長の記者会見が行われます。政策変更なしが一般的な見方であり注目はドットチャートということになりますが、来年の利下げ回数が市場予想より少ない見通しならばマーケットは急変もあり得ます。水星逆行中ですので、何が起こるか分かりません。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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