3日続伸も伸び悩む
13日午前の東京市場は3日続伸しました。日経平均は82円高です。11月米消費者物価指数(CPI)は予想通りの内容で、前日の米国株市場で主要指数の上値追いが続いたことが安心感を誘い、買いが先行しました。もっとも、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を前に上値の買いは手控えられ、戻り売りに押されて一時前日終値水準まで上げ幅を縮めています。プライム市場の騰落銘柄数は値上がり773に対して値下がり828とやや値下りが上回りました。
アドテスト、スクリーンが強い動き
年末の換金売りや節税対策売りが前倒しで出ているようで、前日同様に伸び悩む展開です。ただ、推奨銘柄ではアドテスト<6857>、スクリーン<7735>が強い動きで、テラプロ<6627>やコクサイエレ<6525>、日本マイクロ<6871>、立花エレ<8159>など半導体関連と周辺銘柄が下げ渋りから出直ってきました。前場は売り買いとも手控え様子を見ましたが、後場はマクニカHD<3132>やアドテスト、JET<6228>などに買いを入れています。
市場の反応確認しながら慎重に対処
今晩、結果が発表されるFOMCについては金利は据え置きが確実とみられていますが、併せてドットチャートも公表されることから24年の利下げ予想が関心を集めており、為替がどう動くかが焦点です。ただ、FOMCを無難に通過しても来週初には日銀金融政策決定会合を控えているだけに、市場の反応を確認しながら慎重に対処する考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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