小回り3カ月、調整近い?【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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5週連続陽線

先週の日経平均は前週末比約812円高と5週連続陽線となった。
週前半は前週の高値更新による利食い売りに押され乱高下を繰り返していた。
しかし、29日の米国で1月個人消費支出(PCE)価格指数がインフレ長期化に対する警戒感を和らげるとナスダック指数が約2年3カ月ぶりに史上最高値を更新。
すると再び半導体関連株が買われ急伸、4万円台まで後10円のとこまで買われた。

エヌビディア株の動きには要注意

バブル後の高値更新時や今回の4万円台乗せなど節目の水準では一旦止まるが売りを誘ってから買戻しを誘い大幅上昇というパターンが定着してきているように思われる。今週はメジャーSQ週である。1月、2月ともSQ週に大きく上昇してきているので今回も大きく動く可能性は高い。
ただ、冷静に見ると日経平均の騰落レシオは107%、これだけ上昇しても過度な過熱感を示さないのは上昇しているのが一部の銘柄に集中しているということだ。
金曜日は744円高したが騰落数を見ると値上がり805銘柄、値下がり805銘柄と全面高にはなっていない。
半導体関連株が日経平均を牽引しているのは間違いないため、これに大きく影響する米エヌビディア株の動きには要注意である。

昨年6月の上昇時と比較

また、今回の上昇は昨年の6月の上昇時とよく比較される。
昨年3月16日の安値(2万6632円)から6月19日の高値(3万3772円)まで3ケ月で約7140円(26.8%)上昇した。
今回は1月4日の安値(3万2693円)から3月1日の高値(3万9990円)まで7297円(22.3%)上昇している。
テクニカル的にも13週移動平均線乖離率やRSIも昨年6月の高値を付けた状況に迫ってきている。

空売りはチャートが崩れてからでも十分

上昇幅では昨年をすでに超えているが昨年の上昇率を当てはめると41454円となりまだ上値余地はありそうだ。
昨年は上昇3カ月で調整、その後下落し、3カ月で下げ止まりもみ合い後上昇相場となった。
相場の格言としてある「小回り3カ月」という日柄サイクルに当てはまっている。
今回の上昇もそのようになるかわからないが一旦は調整が必要な域に入っているように思われる。
ただ、相場は上昇時も下落時も「行き過ぎる」動きをするものである。空売りは慎重にチャートが崩れてからでも十分であろう。

今週のレンジは?

反転のきっかけがSQ通過後のタイミングなのか18日~19日に開催される日銀金融政策決定会合による金融政策変更になるのかわからないが3月相場は波乱含みの展開になると予想する。
今週のレンジは3万9500円~4万0800円を想定する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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