週明け4日は4万円乗せへ【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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1日は一段高

3月1日の東京市場で日経平均は大幅に3日ぶり反発となり、4万円に迫る動きとなった。
一週間前となる2月22日には、強気と見られていた市場予想を更に上回る好決算を受けてエヌビディア株の時価総額が初めて2兆ドルを突破、これを受けて半導体製造装置などの主力買いから昭和のバブル期につけた史上最高値3万8915円87銭を更新し、更なる上値追いとなっていた。その後は滋賀県金融経済懇談会での高田日銀審議委員の発言から円高に反応したことを受けて3万9000円割れまで売られたが、1月米個人消費支出(PCE)物価指数2021年2月以来の低さとなったことを受けて米国で再度早期利下げ期待が再燃したことを受けて米国株高からの1日の一段高に繋がった。

先物では既に4万円乗せ

驚異的な上昇ペースからスピード調整が毎度懸念されるが、これまでの低迷期と異なり、買い意欲は強く、割り切れる投資家は流れに乗るしかない。1日は15時の現物市場引け後に先物で4万円に乗せている。この数か月は第二金曜日のSQに接近するにつれ上昇スピードが加速しており、そのアノマリーに乗るなら4日の週は現物市場でも4万円乗せになる可能性が高い。

3月は権利配当取りの動き

今週は米国で5日に2月ISM非製造業指数、8日に2月雇用統計など経済指標が控える。これに加えて6日と7日にパウエルFRB議長の議会証言が控えており、その発言内容次第では指数が変動する可能性があるが、3月は権利配当取りの動きもあることから、高利回りの主力銘柄は押し目買いが入り易いかも知れない。個別ではレーザーテック(6920)や東京エレクトロン(8035)の半導体主力に加えてさくらインターネット(3778)からAI関連の周辺への更なる波及に期待したい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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