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続落も買い戻しに下げ渋る
１２日午前の東京市場は続落、日経平均は２３３円安です。前日の米国株市場ではハイテク株売りが続き、リスク回避の動きが継続しました。日銀によるゼロ金利解除への警戒感も売りを助長し、一時５００円超に下げ幅を広げています。売り一巡後は半導体関連やＡＩ関連の一角が買い戻され、前引けにかけ下げ渋りましたが、プライム市場の値下がり銘柄数は１２２４と７割以上を占めました。
逆行高銘柄への打診買いにとどめる
日経平均はひとまず２５日線レベルで抵抗しているものの、買戻しの域を出ておらず、前場は売り買いとも手控え様子を見ました。下値では急ピッチの上昇に乗り遅れた投資家の買いが入ると考えられますが、来週には日銀金融政策決定会合とＦＯＭＣを控え、当面はマイナス金利解除とこれに伴う円高を織り込む流れで、下値への警戒は解けません。ＡＩ・半導体関連など直近高値銘柄でリバウンドを狙う方針ですが、明確に切り返す動きを確認するまでは逆行高銘柄への打診買いにとどめる考えです。
花咲 翁
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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