FOMC【転ばぬ先のテクニカル】

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利食い先行も日銀会合結果好感し続伸

本日の東京株式市場は続伸しました。朝方は昨日の急騰に対する利食い売り先行スタートでしたが、12時半過ぎに日銀金融政策決定会合の結果を好感しました。

日銀政策変更の内容

政策変更は以下の通りです。
(1) 金融市場調節(賛成7:反対2)
無担保コールレートを0~0.1%程度で推移するよう促す。
(2) 長期国債の買い入れ(賛成8:反対1)
これまでと概ね同程度の金額で長期国債の買い入れを継続する。長期金利が急激に上昇する場合は、毎月の買い入れ予定額に関わらず、機動的に買い入れ額の増額や指値オペ、共通担保資金供給オペなどを実施する。
(3) 長期国債以外の資産の買い入れ(全員一致)
ETF及びJ-REITについて、新規の買い入れを終了する。CP及び社債などについて、買い入れ額を段階的に減額し、1年後をめどに買入れを終了する。
(4) 貸出増加支援資金供給などの新規実行分の扱い(全員一致)
貸出増加支援資金供給、被災地金融機関支援オペ、気候変動対応オペについては、貸付利率を0.1%、貸付期間を1年として実施する。
(日銀HPより)

発表直後若干乱高下も徐々に株高・円安反応

これを受けたマーケットの反応は、発表直後に若干乱高下しましたが、その後は徐々に株高・円安反応となりました。

FOMCは21日早朝に結果発表

さて、明日は春分の日の祝日で日本市場は休場となりますが、今晩から米FOMCが開催され、21日早朝に結果が発表されます。米国市場ではFRBの利下げ回数が3回から2回へ、時期も7~9月へ先ずれというコンセンサスになりつつあります。最大の要因はやはりインフレが予想以上に粘り強いということです。

ドットチャートは0.25%利下げ3回織り込む

今回はFOMCの参加者が、米国の政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利で適切と考える水準(ドットチャート)が発表されます。前回12月のドットチャートでは24年末の政策金利見通しの中央値が4.6%でした。23年末の予想(5.4%)との差を考慮すると、24年に0.25%の利下げを3回織り込んでいることを示唆していました。

3回なら好感、2回なら悪材料視

今回が変化するのかどうかが最大の注目点です。3回なら株価は好感、2回なら長期金利上昇により悪材料視されると思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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