3万9000円台を回復
本日の東京株式市場は大幅反発し、日経平均は3万9000円台を回復してきました。先週、木曜日に25日線、75日線、5月限SQ値を突破したことで、テクニカル的に買いシグナルが点灯しました。本日は日経平均が一時650円高の3万9437円高値までありましたが、大幅高する材料は見当たりません。テクニカル面での買いシグナル点灯で、CTA(商品投資顧問)などが先物主導で仕掛けてきたものと思われます。
エヌビディアの決算が最大イベント
もっとも、今週は米国でエヌビディアの決算が予定されています。日米ともに市場関係者の注目度は高く、22日(日本時間23日)の決算が通過するまでは、積極的な売買は手控えられやすいと思われ、今週の最大イベントです。
13週線維持できればゴールデンクロス
今週の注目点は週末終値で13週線(3万9040円近辺)を超えられるかどうかです。現在の週足移動平均線は上から13週(3万9035円)、5週(3万8460円)、26週(3万7080円)の並びとなっており、完全な上昇トレンドとはなっていません。ただ、先週と本日の上昇により5週足が上向きに転じており、13週線を突破して維持出来れば今月中にも5週線が13週線とゴールデンクロスしましょう。
維持できなければ二番底を探るか三段下げ
短期から長期の移動平均線が順並びになって初めて相場は上値追いを始めます。そういう意味において13週線を超えないと順並びとなる条件は満たせません。本日はわずかに13週線を超えてきましたが、今週末に13週線上を維持できない場合は、昨年10月同様に二番底を探るか、或いは、4月19日安値を割り込む三段下げへ向かうのかという、どちらか2つのルートを辿ることになるでしょう。そういう意味で、今週末の株価位置は非常に重要ということになります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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