円高重しで続落
5日の東京市場は続落しました。日経平均は347円安です。雇用指標の悪化を受け長期金利が低下、米国株市場では主要指数が上昇したものの、154円台まで進んだ円高が重しで、日銀による国債購入減額観測が伝わったことから、一時500円近くに下げ幅を広げました。下値めどとして25日線が意識され、売り一巡後は下げ渋りましたが、戻りは限られ後場は膠着感を強めています。プライム市場の値下がり銘柄数は1246と75%以上を占める売り圧力の強い地合いでした。
TOPPANは堅調
推奨銘柄ではTOPPAN<7911>は堅調ながら、半導体関連を中心にほとんどの銘柄が冴えず、きょうは高値圏で動きが鈍った日立<6501>を利益確定する一方、TOPPANに追撃買い、IPOで好スタートを切ったアストロHD<186A>に打診買いを入れました。米国では今晩にADP雇用統計やISM非製造業景況指数、週末には雇用統計の発表が予定されており、米金利がさらに低下するようならポジティブです。ただ、日銀の国債購入減額観測は買い手控え要因で、引き続き日米金利と為替の動向を確認しながら、慎重に対処する考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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