上昇の背景は？
先週の日経平均は前週末比約１３２９円高となり４週連続で週足陽線となり史上最高値を更新した。
前週に戻り高値を更新したＴＯＰＩＸも１９８９年に付けた高値を３４年７か月振り更新し史上最高値を付けた。
３月に高値を付けてから３カ月余り調整していたが「小回り３カ月」と言われる期間をこなしての再度上昇局面入りとなった。
上昇の背景には海外投資家の買いが再度入ってきたことが大きな要因ではあるが１か月に１兆円とも言われる自社株買いや新ＮＩＳＡによる個人投資家の買いの影響もあろう。
いつもＳＱ週に大幅上昇
日経平均だけでなくＴＯＰＩＸもバブル後の史上最高値を更新してきたということは市場が新しいステージに入ってきたと思える。
だが、ここ３週間で約３０００円上昇しており過熱感も出始めている。 高値更新したことで達成感もあり今週は調整局面を迎える可能性もある。
一方で年初から３月の高値を付けるまではいつもＳＱ週に大幅に上昇してきている。
コールの出来高に注目
コールの売りのヘッジ買いを誘発する戦略である。指数が高値圏で推移する場合、資金効率が高くヘッジファンドが好む仕掛けである。
今週は８日と１０日にＥＴＦの分配金捻出の為の売り需要が約１兆円あると言われているので買い仕掛けはやりにくいとは思われるが、意外高の可能性は十分あるのでコールの出来高には注目したい。
今週のレンジは？
チャート的には５日移動平均線（４万０４２２円処）を下回るまでは押し目買いが優位となろう。
上値メドとしてはボリンジャーバンドの＋３σ（４万１３９９円処）や節目の４万１５００円が挙げられよう。
下値メドとしては４０５００円、５日移動平均線、一目均衡表の転換線、上昇時に付けた窓埋め（４万０１１３円４８銭）が挙げられよう。
今週のレンジは４万０１００円～４万１５００円を想定する。
（ハチロク）
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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