日本カーボン(5302)が大幅高。6日取引終了後、集計中の16年12月期の連結業績を上方修正、従来予想の売上高226億円を229億円(前の期比20.7%減)、営業損益14億円の赤字を6億2000万円の赤字(前の期20億6300万円の黒字)へ売り上げが計画を上回り、赤字が縮小したことが好感された。人造黒鉛電極事業に底入れの兆しが出ており、特殊炭素製品や炭素繊維製品、炭化けい素繊維製品の需要も堅調、生産体制の大幅見直しによるコスト削減効果も表面化した。ただ、減損損失約42億円を計上することで、最終損益は17億円の赤字から53億9000万円の赤字(同10億7600万円の黒字)へ引き下げた。
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