3週ぶりに反落
先週の東京株式市場は3週ぶりに反落しました。日経平均は3万8220円高値までありましたが、週後半に続落し3万7000円割れまでありました。
3万6000円~3万8000円のボックスに移る
以前から申し上げているように、日経平均は昨年10月以降、3万8000円~4万円でのボックス相場が続きましたが、本年2月半ば以降にボックスボトムを下放れ3万6000円割れまで下落しました。このことから、現状は3万6000円~3万8000円のボックスに移ったものと思われます。
ダウントレンド上値押さえアップトレンド割り込む
3月期末の配当権利取りでボックス上限まで上昇しましたが、配当落ちとともに一気に崩れてしまいました。直近の日経平均のチャートを見ると、1月24日高値と2月13日高値を結んだ延長線であるダウントレンドで上値を押さえ込まれました。
また、3月11日安値と3月14日安値を結んだ延長線であるアップトレンドをも割り込んできました。三角保ち合いを下に放れた格好であり、二番底形成へと進んだのか、ダウントレンド中の一時的な自律反発が終了し、3月11日安値を割り込むダウントレンドが再開されたのかのどちらかでしょう。
TOPIX年初来高値からの下放れ程度で底割れない
ただ、TOPIXは昨日、年初来高値を更新したところからの下放れ程度の動きであり、2740ポイント近辺に位置する25日、75日線がサポート機能を発揮するならば、日経平均の底割れといった流れにはならないものと考えます。
ドル建て日経平均ボックス形成で海外勢買い越す
ドル建て日経平均はこの数カ月240ドル~260ドルのボックスを形成しており、また、昨日発表された先週(17日~21日)の投資主体別売買動向では海外勢が5週ぶりに買い越してきました。現物株は5週ぶりに2611億円買い越し、先物は2週連続買い越しで4362億円と合計6973億円も買い越していました。
騰落レシオ低下で下値は限定的
220%まで過熱していた6日騰落レシオは96%まで低下。概ね60%前後まで低下すれば売られ過ぎとなりますので、下値はここから限定的ではないかと考えます。
NYダウはダブルトップ形成
NYダウに目を転じると、昨年12月4日と本年1月31日に4万5000ドルでダブルトップを形成。
その後、3月13日には4万661ドル安値まであり、昨年7月高値、11月安値、本年1月安値の4万1500ドル前後のポイントを一時的に下回りました。
リバウンド一巡の可能性あり今週の動きに注意
このことからNYダウは明確にダウントレンド入りしたものと思われます。足元の動きは1月31日高値から3月13日安値までの下げ幅の半値戻しとなった26日から陰線続きとなっています。リバウンドが一巡した可能性があり、今週の動きに注目せねばなりません。
来週は米雇用統計など重要スケジュール多い
来週のスケジュールを確認すると、今週は4月1日に日銀短観が発表され、2月決算企業の本決算が徐々に発表されます。米国市場では4月1日に3月のISM製造業景況指数、2日にADP雇用報告、3日に3月のISM非製造業景況指数、4日に3月雇用統計と重要指標が発表されます。
「相互関税」発動予定も悪材料出尽くす可能性
また、4月2日には貿易相手国と同水準まで関税を引き上げる「相互関税」が発動予定。一部の国での関税適用を免除があるのか、それとも幅広い地域に高い関税を課すのか。ただし、内容次第ではありますが、このあたりで悪材料は出尽くす可能性があり、株価に織り込みがすすめば、その後は徐々に上昇する可能性が高いとみています。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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