6週ぶり反落もゴールデンクロス接近
先週の東京株式市場は6週ぶりに反落となりました。5月3週目は26週線に上値を押さえられ、先週は5週線に接近。先週は5日間、5日線を下回って推移。下値は75日線を意識する展開となりました。75日線(23日時点3万6862円)は日々20円程度低下しており、25日線(同3万6380円)は日々130円程度上昇推移しており、今週28日にはゴールデンクロスとなりそうです。5月13日高値からの調整はゴールデンクロス示現により完了するというのが分かりやすいシナリオです。
海外勢が現物7週連続買い越し国内勢の売り吸収
22日に発表された5月16日週の投資部門別売買動向では、海外勢が現物を7週連続買い越していたことが分かりました。買い越し額は6232億円で、この7週合計では2兆5725億円。この間、一貫して売り越していたのが生損保(7週間で3059億円)。また、銀行は10週連続売り越しで合計額は2798億円。そして信託銀行が4週連続売り越しで8957億円に加え、個人投資家も6週連続売り越しで合計額は1兆4859億円です。
このように見ていくと、国内勢の売りを海外勢が吸収しているという構図が浮き上がります。海外勢が買い越しを始めたのは4月第1週で急落局面の3万792円から3万8494円まで買い続けてきたのですが、恐らくこの行動は、日本株に魅力があるからというよりも、米国離れした資金の振り向け先として選好されたのでしょう。
過熱は冷め材料待ち
さて、足元の調整で短期6日レシオは先週60%台まで低下しました。5月13日には160%台だったことを考えると、過熱は冷めてきており、あとは材料待ちとなりましょう。
さて、今週のスケジュールを確認しましょう。国内は28日(水)の40年債入札と30日(金)の2年債入札に注目が集まりましょう。米国も27日(火)に2年債、28日(水)に5年債、29日(木)に7年債入札があります。また、27日(火)には4月の耐久財受注や5月の消費者信頼感指数、28日(水)に5月開催分のFOMC議事要旨、29日に1~3月のGDP改定値、30日(金)に4月の個人消費支出と続きます。また、28日(水)のエヌビディアの決算発表が重要となります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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