AI株はバブルか?【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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株価上昇スピードが速い

米国はAI関連やテクノロジー企業などの好調な決算や成長期待が株価上昇の大きな原動力となっている。さらに米国の政策金利の見通しが「利下げ期待」に転じていることで、投資家は高いリターンを求めて株式市場に資金を振り向けている。
「企業業績」「金融政策」「経済成長」「投資資金流入」「政策への期待」などが複合的に絡み合い、株式市場を支えている。ただ、株価上昇スピードが速く、米国のAI投資に対する過熱懸念が広がっている。

中国のAI技術を過小評価

オープンAIのサム・オルトマンCEOは18日、CNBCに対し「投資家がAIに過度に熱狂しているのは事実だ」と述べ、「バブル」という表現を繰り返した。さらに「米国は中国のAI技術の進展を過小評価している可能性がある」と指摘し、「推論能力の強化は中国の方が早いかもしれない」との見方を示した。

95%の組織が利益を得られていない

トランプ政権が打ち出した対中半導体輸出規制についても「直感的には効果がない」と語った。さらに、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究機関が出したリポートは、「生成AIを導入した95%の組織が投資から利益を得られていない」という内容で、今のAIブームが多くの企業の利益につながるか疑問を投げかけている。米エヌビディアを筆頭に、生成AI市場の成長に対する期待が高い反面、AI活用の裾野が広がらなければ、AI向けデータセンターへの巨額の投資が正当性を失いかねない。

もうはまだなり

一方、現在の米AI関連株やハイテク株は「割高」ではあるものの、バブルの崩壊が差し迫っているとは限らず、「過熱の初期段階」という認識が強い。過去、ITバブル時も「根拠なき熱狂」と言われながらも数年間相場は上昇し続けた。証券会社から株を借りて売る信用取引の売り残高は1兆円を超え、6年ぶりの高水準に達した。信用売りの膨張は将来の買い戻し需要につながる。過去にも信用売り残が1兆円を超えたタイミングで株高に弾みがついている。短期的な調整はあっても、意外高を生みやすい環境は続きそうだ。「もうはまだなり」。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はセブンディップ・ホールディングス(7318)、ROBOT PAYMENT(4374)、スペースシャワーSKIYAKIホールディングス(4838)。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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