メックに注目【転ばぬ先のテクニカル】

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トランプ米大統領関税発動見送りで買い戻し

本日の東京株式市場は日経平均が6日ぶりに反発しました。トランプ米大統領が世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での演説で、具体的な内容は示していませんが、グリーンランド問題を巡り「将来の合意の枠組み」に達したとし、2月1日から予定していた欧州諸国に対する関税発動を見送るとしたほか、武力行使を除外すると発言したため、買い戻しの動きが強まりました。

5日続落分の60%超を取り戻す

5日続落で日経平均は1566円下落しましたが、本日はその60%超を取り戻す上昇となりました。昨日は下放れの陽線、本日は上放れの陽線となり日足で両窓を空けた形でアイランドリバーサル型チャートとなっています。日経平均は5日線上を回復してきましたが、TOPIXは5日線に今のところ阻まれている形であり、本日は上昇率からみても値嵩株中心の日経平均型上昇となっています。一方で本日は10年債利回りが急低下して5日線を割り込んだことは安心材料です。

メックはニッチながら世界シェア独占製品持つ

ここで注目銘柄としてメック<4971>を取り上げたいと思います。同社は兵庫県尼崎市に本社を置いています。1969年創業で2001年に上場しています。資本金は5億9400万円、総資産342.92億円、内、自己資本が283.11億円で自己資本比率は82.6%。電子基板製造用の薬品を開発、製造、販売しつつ発展を遂げてきました。現在は5Gに代表される通信インフラ、高性能IoT端末(クルマ、ディスプレイ、スマートフォン)などを製造するために必要な生産技術を世界に提供する工業用の化学薬品メーカーで、一部の製造工程においてはニッチながらも世界シェアをほぼ独占する製品を持ちながらも、毎年、売上の約10%を研究開発投資するなど、研究開発型企業です。利益剰余金257.29億円、有利子負債ゼロの無借金経営でもあります。

銅表面化処理に生成AI向け需要拡大

同社が注目されだしたのは、(上述のニッチな製造工程)パッケージ基板の銅表面処理(密着向上)剤で世界的なシェアを持っており、銅の表面化処理に生成AI向けの需要拡大により、主力製品であるCZシリーズが業績を押し上げる見通しです。最新四季報では「26年12月期も出荷はAIサーバー・衛星通信基板向け需要旺盛、好採算の密着向上剤が順調拡大」とあり、四季報見出しは【上振れ】としています。

長期的安定配当を株主還元方針として掲げる

また、「配当性向35%以上、DOE(株主資本配当率)4%以上に還元強化」とも記載されています。配当性向は当期純利益に対する配当の割合を示すため、短期的な業績に左右されますが、DOEは株主資本(企業の資本の蓄積)に対する配当の割合を示すため、利益の変動に左右されにくく、長期的な安定配当を株主還元方針として掲げていることは評価されると思います。

ボックス相場上放れ一気に飛ぶ可能性

株価のテクニカル的な視点からは、昨日、パラボリックに買いシグナが点灯、本日はカギ足が陽転し、MACDでもゴールデンクロスを示現。本日の上昇で昨年11月以降、ボックス相場を上に放れてきました。モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価6700円としていますが、発行済み株式数1957万株(浮動株比率9.4%)という軽量株ですので、人気に火がつけば一気に飛ぶ可能性があると見ています。

日々勇太朗

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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