原油高で急降下
3月第1週の東京市場は米軍とイスラエル軍の攻撃により、イラン最高指導者ハメネイ師が死亡したことを受けて中東情勢が急激に悪化、イランの報復でホルムズ海峡が事実上封鎖されるとWTI原油先物価格が急騰し、中東からの原油依存度が高い日本などアジア市場を直撃し、5万8000円台で推移していた日経平均は5万4000円を割れるまでに急降下した。
過去最大規模の信用買い残
米国によるイランへの攻撃は数週間前まで懸念されていたが、仮に攻撃が始まっても数日で終結するとの楽観的な見方が支配していた。しかし、現実には米国とイスラエルは手を全く緩める気配がなく、トランプ大統領が長期化を示唆したことでリスク回避の動きとなった。
ホルムズ海峡封鎖で中東への依存度が高いとして韓国市場とともに日本株も急落しているが、過去最大規模にまで積みあがっていた信用買い残が意識されてきた。急速な下落から5日に朝寄り直後には5万6600円まで急速に戻す場面があったが、戻り売りに押され値を消している。
225先物は急落
週末は5万5000円割れでは押し目買いも見られているが、週末6日はWTI価格は90ドルを突破、ニューヨーク市場は3指数そろって下落しナイトセッションの225先物は5万420円まで急落している。現状では米国とイラン経由のニュースで乱高下が続いており、大量の信用買い残の整理がある程度進むまでは、流れを見極めた方が得策かもしれない。
好業績銘柄の突っ込み買い
今週は11日に2月米消費者物価の発表が予定されているが、原油高から3月は消費マインド変化している可能性があり経済指標がマーケットに影響を与える可能性は低いだろう。国内では13日に225先物オプションのメジャーSQを控えているが、乱高下する現状からは波乱含みともいえる。
個別では週末には富士通(6702)やマネーフォワード(3994)などソフトウエア関連が買われていた。マイクロソフトなどがニューヨーク市場で買われている流れを受けてうけのものだが、先に売られていた銘柄には資金が流れていた。週前半は様子を見つつ好業績銘柄の突っ込み買いに備えたい。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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