「正直じいさんの大判小判」~あくまで突っ込み狙い

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

13日の東京市場は3日続落、日経平均は125円安の1万8426円と連日で年初来安値を更新しました。108円台まで進んだ円高が重石になり、下げ幅は一時240円を超えましたが、日銀ETFへの思惑で引けにかけ下げ幅を縮めています。SQ算出を控えた持ち高調整の買いも指数を引き戻しました。

東証1部の売買代金は概算で2兆2600億円と活況の目安とされる2兆円の大台を連日で上回り、4月第1週の投資部門別株式売買動向を見ると、外国人投資家が小幅ながら8週ぶりに買い越しに転じています。買越額は910億円で、前の週は660億円の売り越しでした。ただし、先物は2710億円の売り越です。

地政学リスクが高まる状況ではうかつに買いの手は出せず、各指標からもまだ底入れ感はありません。ここからはリバウンドを狙う局面との見方は変えていませんが、あくまで突っ込み買い、一部、中小型で一本立ちが期待できる強い銘柄については下値を拾っていきたいと考えています。

三菱UFJFG(8306)をはじめメガバンクは引き続き米長期金利を睨みながら突っ込み待ち。一方、動物高度医療(6039)は下げ渋りからプラスに転じる強い動きで下値狙いです。

花咲 翁

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