「正直じいさんの大判小判」~為替にらみで下値に打診買い

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

28日午前の東京市場は続落、日経平均は38円安と下げ幅は小幅でした。1万9200円からうえの水準は戻り売りが待ち構える水準ですが、為替が1ドル=111円台で落ち着いていることから、下値を売り込む動きはありません。前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆1500億円をこなしており、底堅いといえるでしょう。

4月第3週の投資部門別株式売買動向が示すように、今回の戻り相場を牽引したのも外国人投資家でした。結局、日本株は外国人投資家が動かしており、引き続き米長期金利動向を受けた為替にらみ、三菱UFJ(8306)をはじめとしたメガバンクを指標に売り買いのタイミングを計ることになります。

また、3月決算企業について、任天堂(7974)が今期予想は控え目との見方から朝安のあとプラスに浮上しましたが、アドバンテスト(6857)は今期29%営業増益を予想したものの、コンセンサスに届かなかったとして売り込まれました。やはり、決算発表に絡めた売り買いにはリスクが伴います。

任天堂関連のメガチップス(6875)とホシデン(6804)、成長期待の動物高度医療(6039)、リバウンド狙いの澤藤電機(6901)の注目銘柄に変更はありません。ただ、休日前ということもあって動きは鈍く、下値の打診買いにとどめておきましょう。

花咲 翁

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