10日大引けの東京市場は続急落、日経平均は前日比372円05銭安の1万5713円39銭で引けた。
朝寄りは前日比プラス圏に浮上したが、その後は為替が1ドル114円台前半まで円高が進んだことを受けて再度売り込まれる展開で一時日経平均は1万5429円99銭まで売り込まれた。
個別では日本信号、太平洋セメント、KLab、太平電、東洋建設、ノーリツ鋼機などが値下がり率上位に売られ、みずほ、三菱UFJ、シャープなども安い。半面、日写印、三井海洋、TKC、戸田工、富士石油などが値上がり率上位に買われている。12日のオプションSQを控えて指数を低く抑えたいという投機的な先物の売りも指摘された。11日は休場ということもあり手控え気分も強い。イエレンFRB議長の議会証言が予定されており、これに注目が集まっている。
証券市場新聞