23日の東京市場は小動きに終始しました。22日に1ドル110円台まで円高が進みましたが、111円台前半と円安に振れたことで、押し目を買う動きも活発化しています。外国人投資家が2週連続で売り越したことや原油価格動向なども気になり、週末要因も重なり上値は重いですが、日経平均VIが13.68という低水準であることや先物でも仕掛け的な動きはありませんので、全般はキッカケ待ちで個別物色が続くでしょう。
任天堂(7974)はみずほ証券の強気レポートが好感され国内外の投資家全員参加型の大相場となり、中小型株を強力にリードしています。先駆銘柄にはやや買い疲れ感が見えるものの、村田製作所(6981)やオンキヨー(6628)など出遅れの好業績株などの物色が続くでしょう。ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)やミロク情報(9928)、タツモ(6266)、SMK(6798)は噴き値売り。仮想通貨関連のインフォテリア(3853)や半導体関連の岡本工作(6125)、整理一巡のKYCOMHD(9685)の下値狙い。ゲームの絡みではドラクエ11を任天堂の3DSとソニーのPS4で7月29日に発売するスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)の上抜けに期待です。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/