日本ゼオン<4205>が急反発、約5カ月半ぶりに年初来高値を更新した。この日後場取引開始前に発表した18年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は売上高827億7500万円(前年同期比18.3%増)、経常損益は108億700万円(同87.3%増)と大幅増収増益で着地したことが買い手がかりになった。タイヤ向け合成ゴムの海外市況が好調で、工学用途向け高機能樹脂も伸び、業績を牽引。第2四半期(4~9月)計画の経常利益130億円(同7.4%増)に対する1Qの進捗率は83.1%に達し、利益上ぶれが意識された。
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