18日の東京市場は大幅続落となりました。トランプ米大統領の政権運営への不安が強まり、NY株が大幅に下落、為替が109円台半ばの円高に振れたことも投資家心理を悪化させました。東証1部の売買代金は概算で2兆1200億円です。17日にNYが下げ幅を拡げたのはスペイン・バルセロナでのテロ事件発生後であり、これを材料に円高とセットによる売り崩しになったと思われます。週明けは21日に米韓合同演習が行われる予定であり、これに対する北朝鮮の動向が懸念され、地政学リスクから引き続き軟調な相場展開が予想されます。安値を切ってきた以上、下げ止まりを確認するまでは手を出せませんが、個別で見ると指数ほど下げていない銘柄も多く、NY市場が落ち着けば下げ止まる可能性も高いと見ていますので、買い出動をいつでもできるように準備をしておきたいものです。
ゼンリン(9474)、安川電機(6506)、ニッチツ(7021)、富士通(6702)、インフォテリア(3853)の注目銘柄に変更はありません。業績の良い銘柄は買いの好機が到来すると思います。
花咲 翁
証券市場新聞 https://marketpress.jp/