「転ばぬ先のテクニカル」~TOPIXの月足陰線包み足が示唆すること

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

ミサイル発射から踏み込んで核実験となると、流石に日経平均も抗し切れません。日経平均は4日振りに反落しました。先週の反発で回復した26週線や5日線を割り込み、一目均衡表でも転換線にタッチ。結局のところ、ミサイル発射の8月29日安値からの3連騰は自立反発の域を出なかった模様です。

25日線を回復していたTOPIXは一気に25日線、5日線、75日線を下回りました。一目均衡表では雲上限がレジスタンスとして意識され、基準線、転換線を一気に下回りました。8月のTOPIXの月足は最高値圏での陰線包み足でした。2015年8月高値も2007年7月高値も最高値圏で陰線包み足示現後に急落しており、今回も同様に天井を示唆しているものと考えられます。

そのトリガーを引くのはドル円ではないでしょうか。週足に見るドル円は下値サポート機能を発揮してきた52週線を既に4週割り込んでいます。そして13週線と52週線のデッドックロスに続き、26週線と52週線とのデッドクロスも間近です。111円をブレイクできずに108.26円近辺を割り込むと円高進行が一気に展開されましょう。

日々勇太朗

 

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