225先物「ハチロク」の裏話~買い戻し後は揉み合い相場

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞

「3空」の窓を意識

 

北朝鮮は9日の「建国記念日」には何もしなかったが15日の早朝に弾道ミサイルを太平洋に向けて発射した。
1ドル110円台であった為替は一時109円台まで瞬間に触れたが株式市場が開く9時には110円台に戻り市場の寄り付きは何事もなかったかのように静かな寄り付きとなった。
このことが象徴されるように市場は「北朝鮮リスク」に対して耐性がついてきたように思われる。
14日に東証が発表した2日~8日の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物と先物合わせて3915億円の売り越しと再び売り越しに転じたがこれは9日の北朝鮮の建国記念日を警戒しての売りと見られその買戻しが先週の上昇を演出したと思われる。
また、「アベノミクス相場」がスタートした2012年11月以降の株式累計買い越し額は外国人投資家が13兆7217億円に対し日銀は13兆9337億円とついに外国人投資家を抜いた。相場が下がれば買いを入れる大きな「主体」があることは空売りを仕掛ける投資家にとってはやはり脅威であろう。
3日間で日経平均が約600円戻すという展開も売り方が慌てて戻したという印象である。しかしこの大きな「主体」も上値を買うことはないので買い戻しが終われば結局動かない「揉み合い相場」となる。
今週はこの買戻しの余韻でどこまで上値を付けられるかという展開になろう。
一目均衡表のねじれは1万9900円処、雲の上限は1万9945円、この水準は6月20日の高値からの上値抵抗ラインとも一致する。明確に抜いてくると上昇相場入りが期待できよう。
ただ、急激な上昇によりチャート的には「3空」の窓が開いている。この上値抵抗ラインを抜いてこないと逆に「窓」が意識されることに注意は必要である。(ハチロク)

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