２９日午前の東京市場は反発、日経平均は９０円高です。北朝鮮が弾道ミサイルを発射しましたが、為替への影響は限定的で、前日のＮＹ株高を好感した買いが優勢でした。ただ、ザラ場上げ幅を１６０円近くまで広げたあとは伸び悩んでいます。半導体関連株などが利益確定売りに押され、指数を押し下げました。前場段階の東証１部売買代金は概算で１兆３５６４億円です。
全般はスピード調整過程で、主力株や先行して上昇していた銘柄は上値の重い状況ですが、大勢上昇基調に変化はありません。この日も中小型株に値を飛ばす銘柄が目立ち、主力どころでも出遅れていた鉄鋼株が水準を切り上げました。引き続き３Ｑ以降も一段の収益の伸びが期待される好業績銘柄の押し目を待つ一方、目先は中小型株好業績株や材料株で値幅を狙っていいでしょう。
ピックアップ銘柄では安川電機（６５０６）は最高値圏でしっかり、ケル（６９１９）も上昇基調を維持しており、下値拾いです。ただ、アバールデータ（６９１８）は半導体関連株売りの影響が警戒され、念のため一部利益を確定しておきましょう。ショート狙いではアルコニックス（３０３６）は戻りが鈍く追撃売り。ヨシックス（３２２１）は急反発しており、様子を見ながら売りのタイミングを計りたいと思います。
ＩＰＯのセカンダリーではクックビズ（６５５８）は利益確定売りに押されており様子見。直近ＩＰＯのシェアリングテクノ（３９８９）とウェルビー（６５５６）も上げ一服で、切り返しのタイミング待ちですが、急反発で上値のフシを払ってきたライクキッズネクスト（６０６５）のゆるんだところを狙いたい考えです。
花咲 翁
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