2万2000円割れがあれば買い向う局面【転ばぬ先のテクニカル】

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NYダウが急落し日経平均も大幅安

 予定通りといいましょうか、NYダウが急落し、日経平均も大幅安になってきました。NYダウの2万6600ドル近辺はお伝えしてきたように、やはり大きな節目となりました。2016年2月に1万6000ドルで底打ち後は大きな調整もなく、1万ドルもの上昇となりました。

NYダウ2万4000ドル近辺への急落も

 その間、1000ドル以上の下落局面はありませんでしたが、今回は先週末までトップから1126ドル下落してきました。こうなると、今回は15年5月高値から8月安値までの2646ドル幅程度の調整を警戒せねばなりません。2万4000ドル近辺への急落予測です。

円安・ドル高で修正は短期

 日経平均はそれに連れ安となっておりますが、米長期金利の上昇による日米金利差拡大のため、円安・ドル高への水準訂正が考えられます。NY市場に多少影響を受けるでしょうが、今回の調整は短期間での修正局面という位置づけです。

日経平均PERは15倍割れと割安

 足元で進む決算発表により、日経平均採用銘柄のEPSは発表前より20円増加して1540円です。PERは15倍割れとなりNYダウの17.1倍、S&P500の19倍と比較して割安です。

75日移動平均線での攻防

 昨日の下落では2万3122円から2万2967円に日足の窓を空け、トップから二空形成。大納会と大発会の残していた2万2881円から2万3065円の窓を埋めました。75日移動平均線での攻防となっています。

2300円程度の下落は覚悟

 日経平均が一昨年2月と6月にダブル底形成後の上昇では押し目は最大1300円程度でした。今回は1470円幅に拡大しましたので、一昨年底打ち直前の2300円程度は覚悟しておく必要はありましょう。

PER14倍で2万1560円

 PER14倍まで売られたとすると2万1560円です。概ね、2万2000円割れがあれば、そこは究極の買い場ではないかと思われます。

上昇トレンド回帰は早ければ今週末

 まだ、下げの日柄が浅いため、すぐに上昇トレンドへの回帰は難しいところでしょうが、早ければ今週末9日のオプションSQ、通常であれば来週末までの調整局面と考えております。
日々勇太朗




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