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朝高のあと後場に入って急減速
7日の東京市場は反発しましたが、朝高のあと後場に入って急速に上げ幅を縮め、大引けの日経平均はわずかに35円高でした。朝方は前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が大きく切り返した流れを引き継ぎ、主力株を中心に買いが広がり、一時740円超まで上昇しました。ただ、買い一巡後は上値は重く、時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移したこともあり、先物への売りを交えて急減速しています。
乱高下続くも反騰へのきっかけ待ち
リスクに敏感な状況に変わりはなく、8日に期限を迎える米暫定予算の動向も気になるところで、しばらくは米国株に呼応するかたち乱高下を繰り返す可能は否定できません。ただ、週末にはSQを控え波乱は事前に予測されており、東証1部の売買代金は概算で4兆5260億円と連日で大商いをこなしています。値幅調整はほぼ完了したと判断され、ここからは反騰へのきっかけ待ちということになるでしょう。
主力輸出株や成長株でリバウンド狙い
きょうの引け値ベースの日経平均PERは13.8倍と中長期観点からは買い場にあることは間違いありません。トヨタ(7203)や日立(6501)、ソニー(6758)をはじめとした主力輸出株や安川電機(6506)や東京エレクトロン(8035)など昨年来人気を集めてきたロボットや半導体関連の成長株などの押し目は短期リバウンドでも狙っていけると見ています。
花咲 翁
証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~
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