円安支えに切り返す
21日午前の東京市場は反発、日経平均は139円高です。売り買い交錯でスタートしたあと、連休明け20日の米国株安が重しとなり、下げに転じる場面はありましたが、為替が1ドル107円80銭台まで円安に振れたことを支えに、次第に買いが優勢になりました。
半導体関連などには外国人買い観測
主力株への買戻しが一巡したことで、前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆1146億円と連日の薄商いながら、下値は固まってきたようです。やはり好調な企業業績が下値を支えているのでしょう。前引けベースの日経平均のPERは13.1倍と割安感が強く、半導体関連などハイテクセクターには海外投資家の買いも観測されていました。
中小型株志向がより鮮明に
VIX指数が下げ渋りから反発に転じるなど、2番続への意識は必要ですが、東証1部の値上がり銘柄数は1361と全体の66%を占め、個別には物色意欲は旺盛です。今晩に米FOMC議事録発表を控え、後場は様子見気分が強まると予想されるものの、全般底堅さが確認できたことで、中小型株志向がより鮮明になっており、引き続き新値抜け銘柄で値幅を狙っていっていいでしょう。
Vテクが中小型好業績株をけん引
ピックアップ銘柄ではVテクノロジー(7717)が日で高値を更新し、中小型好業績株をけん引しており、キトー(6049)、ハーバー研究所(4925)も新値を取ってきました。SMN(6185)も直近高値目前まで戻しており、いずれも追撃買いで対処です。
花咲 翁
証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~
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