一時500円高も戻り売りに伸び悩む
9日午前の東京市場は反発しました。日経平均は186円円高です。米保護主義への警戒感の後退でNY株が反発、為替も106円台中盤の円安に振れ、買い優勢でスタートしました。その後、米朝首脳会談が伝わると500円超に上げ幅を広げましたが、高値圏では戻り待ちの売り圧力が強く、引けにかけ急速に伸び悩んでいます。
上値トライへ態勢固める
週末でもあり、日銀金融政策決定会合の結果発表や米2月雇用統計を控えていますので、主力株は上値の買いが手控えられたのでしょう。ただし、日経平均は2番底を確認し、一時25日線を上回るなど上値トライへ態勢を固めており、SQ通過による需給不安の後退もあり、今後の戻りに期待を持てる状況になりました。
主力株が伸び悩むと中小型株に動き
後場はSQ推計値は2万1575円を上回れれるかどうかがポイントになりますが、下値不安が遠のいたことで、前場後半から主力株が伸び悩むと中小型株に動きが出始めています。全般が膠着するようなら、大きく値を崩した銘柄でリバウンドを狙う一方で、値動きのいい中小型株で値幅を狙ってもいいでしょう。
ヤクルトがリバウンドへ向かう
リバウンド狙いではヤクルト(2267)が続伸、5日線が上向き一時25日移動平均を上回りました。デイトレ感覚の短期張りなら総医研(2385)の4ケタ、伊豆SR(6819)は200円台狙いです。
花咲 翁
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