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約3カ月ぶりの高値圏に浮上
8日の東京市場は反発しました。日経平均は41円高です。朝方こそ売りが先行しましたが、その後はすぐに切り返し、プラスに浮上しました。前日の米国株市場で主要指数や原油先物が揃って上昇したことで、リスクオンの流れが意識され、上値の買いは手控えられたものの、約3カ月ぶりの高値圏に浮上しています。
外国人買いが下値支える
欧米株式の上昇で投資余力が増した海外投資家の買いが観測されており、やはりショートカバーを含めた外国人の買いが下値を支えているようです。日経平均は5日移動平均を下値支持ラインに緩やかなリバウンド基調が続いており、個別にも動きがよい銘柄が増えてきました。あすも決算を手掛かりに好業績株を物色する動きが続きそうです。
東海カーボンは驚異の増益
あすはのハイライトは場中1時25分に決算を発表するトヨタ(7203)ですが、ドル高・円安の動きが一服しており、業界としても期待は大きくはなく、よほど株価がネガティブな反応を示さない限り全般への波及効果は限定的とみています。むしろ、きょう引け後に1Q営業利益7倍という驚異的な増益を達成し、通期予想を大幅に上方修正した東海カーボン(5301)と黒鉛電極メーカーの株価の反応が市場の関心を集めそうです。
シスメックスが締まる
ピックアップ銘柄ではソウルドアウト(6553)は利益確定売りに押されていますが、スピード調整の範囲内で、好決算期待が強く、医療関連のシスメックス(6869)が締まってきました。デイトレ銘柄は決算日程と物色の流れを読みながら、随時候補を取り上げていくつもりですが、好決算でも材料出尽くしから急落する銘柄も少なくなく、1銘柄に集中することなく、数銘柄に分散して投資することをお勧めします。
花咲 翁
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